プランクトンてなに?

 プランクトンとは、水中で浮かんだまま生活している小さな生き物です。光合成をする植物性プランクトンと、その植物性プランクトンを食べて生きている動物性プランクトンがいます。
 このプランクトンが、魚たちにはとっても大切なエサの役割を果たしています。魚のうち、直接プランクトンを食べるのは
(1)生まれてからすぐのうまく泳げない子供の時期の魚
(2)エラでプランクトンをろ過して食べるような種類の魚(代表的なものとしてはイワシ・サンマなどです)に限られます。
 また、オキアミなどのちょっと大きめのプランクトンはいろいろな魚のエサになります。ですから、こうしたプランクトンがたくさん海にいないと、みなさんが食べるイワシやアジをはじめとした魚が育たなくなって、私たちは魚を食べることが出来なくなるわけです。しかし、このプランクトンがたくさんいすぎても
赤潮が発生し海に大きな被害をもたらすこともあります。
 イワシの泳いでいる姿をみたことがありますか?
機会があれば観察してみて下さい。イワシが泳いでいるとき、口を開けっぱなしで泳いでいることに気づくと思います。これは、泳ぎながら口の中にプランクトンを取り入れているのです。





赤潮ってなに?

 赤潮とは、プランクトンが異常に発生し、海水中の酸素が不足してプランクトンが死んでしまい、その死がいで海水が赤く染まったように見える現象 です。(異常発生したプランクトンの種類によっては、黄褐色黄緑色などになることがあります。)そして、その死がいが、魚たちのエラにつまったり、海の中の酸素が不足したためにたくさんの魚たちが死んでしまいます。
 なぜ赤潮が発生するのかですが、みなさんの家庭から排出される水、また工場から排出される水が、川から、海に流れこみます。そして、その水にはいろいろな物質が含まれており、特にその中でもクロロフィル濃度とイオン濃度が高くなると海水の栄養分が多くなり、そこにその栄養を求めたプランクトンが大量に発生します。プランクトンも生きていくために、海水中の酸素を必要としますから、プランクトンが多ければ多いほど酸素の消費される量が増えることになります。特に赤潮は陸に近い浅い海域で、陸から汚い水が流れこんでくるところに発生し、せまい海や海水がよどんでいるようなところに多く発生します。

 赤潮の増加速度はものすごく速くて、3日もすれば、もとの500倍の量になるものがあります。赤潮が発生したときの海の水を見ると、1リットルの水の中に、なんと数10万のプランクトンがいるのです。
 わたしたちが便利だと思っている生活の中から、海を汚す物質が作られ、最後は全て海に流されていきます。今、海の汚れはすごいいきおいで進んでいます。海の汚れの原因の大半は工場排水や家庭などから出る生活排水と言われています。みなさんの家の台所の水も最後には海に流れていきます。どうすれば海や川の環境を大切にした生活ができるのか考えてみて下さい。