冬のさかな

カキ
 今が旬のカキは鍋・酢ガキ・カキフライが一般的な食べ方ですが、ホッと体が温まる料理をご紹介します。

【カキ一口メモ】 
 カキは欧米人が昔から生食する唯一の水産物で、肉はなめらかで柔らかく、アラニン、グリシン、プロリン、グルタミン酸などの甘味、うま味を持つアミノ酸の味をグリコーゲンがまとめあげ、ひきたてています。英語でRのつく月、特に11月~4月がグリコーゲンが4~6%にも達し、旬を迎えます。無機質・ビタミン類が豊富で、「海のミルク」と代名詞が付くほど、栄養価は非常に高いものです。


カキと青菜のグラタン

《材料》

・カキ200g ・バター大さじ2 ・ホワイトソース1缶 ・生クリーム1/2カップ ・塩 こしょう少々 ・ほうれん草1束 ・白ワイン1/2カップ

【作り方】
カキは塩水で洗ってざるに上げ、水気を切る。
ほうれん草は塩ゆでして水気を切り、食べやすい大きさに切ってバター大さじ1で炒め、塩、こしょうをする。
①をワインで蒸し煮する。
ホワイトソースを鍋に入れ、③の煮汁と生クリームを加えてひと煮立ちさせる。
耐熱皿にバターを塗り②を半量敷③のカキを並べ、残りの②を散らして④のホワイトソースをかけ、バター大さじ1を散らして200℃のオーブンで約15分、焼き色がつくまで焼く。



カキの南蛮蒸し

《材料》
4人前
・生食用カキ ・太葱 ・ごま油 ・しょうが 
・片栗粉 ・卵 ・みりん(または砂糖) 
・だし汁 ・しょうゆ ・調味料 ・木の芽

【作り方】
生食用カキを水洗いし、よく水を切る。
太葱は約3cm位に切る。
フライパンにごま油を入れ、①と②を入れて火を通し、しょうゆでからめる。
茶碗蒸しの器に、カキ2個ずつ入れ、蒸し汁を8分目位に入れて蒸す。
だし汁に吸い物くらいの味をとり、水で溶いた片栗粉でとろみをつける。
しょうがのしぼり汁を入れ、木の芽をのせる。